以前、少ないアクセスのキーワードをたくさん使って多くのアクセスを呼び込む「ロングテールSEO」について紹介しました。
参考記事:WordPressブログで効果的なSEO対策をするには?
このロングテールSEOを実践するためには、日々更新する記事のタイトルと中身を他の強いライバルと番った角度に工夫する必要があります。
今回は違った角度で記事を書いていく方法と書き方を紹介していきます。
ビックキーワードとニッチキーワードの特徴
ロングテールSEOでは、ビックキーワードではなく、ニッチキーワード(あまり人気のない検索ワード)をどんどん作って小さなアクセス数を積み重ねて大きなアクセス数にしていきます。
まずは、何がビックキーワードで何がニッチキーワードなのか解説していきます。
ビックキーワードとは?
ビックキーワードとは、GoogleやYahooのような検索サイトの検索フォームで、入力されやすいキーワードの事です。
入力されやすいキーワードというのは、例えばダイエットについて検索するならば、
「ダイエット 食事制限」「ダイエット 運動」のような、人気な検索キーワードの合わせ方を意識したキーワードの事を言います。
単に「ダイエット」だけで検索された場合を狙うのも、ビックキーワードと言います。
「ダイエット 食事制限」のような、検索されやすいキーワードの合わせ方は、検索順位が上位に入れればブログに計り知れない程の大量なアクセスが見込めるため、強力なライバルがたくさん存在します。
なので、強力なライバルにも劣らないブログと記事作成をしていかなければ到底上位に食い込むことが出来ません。
上級者なら、とことん極めていってビックキーワードをジャンジャン攻めていくのもいいかと思いますが、初心者には難易度が高いです。
ニッチキーワードとは?
ニッチキーワードはビックキーワードとは逆に、検索フォームに入力される回数が少ないキーワードの合わせ方の事を言います。
ダイエットだったら、「ダイエット 20代後半 おすすめ」「ダイエット 痩せない 体質」のような、ピンポイントでディープなキーワードを使っていきます。
こういったキーワードでは、ライバルブログがあまり強くない or そもそもまともに書かれている記事がないので、検索順位が上位に表示されやすくなります。
この組み合わせをたくさん作っていき、いろんな検索キーワードを使った検索でもブログの記事が表示されるようになっていくと、「塵も積もれば山となる戦法」でたくさんのアクセス数が見込めるようになるのです。
ずらした角度の記事の作り方
では、どうやってずらした角度の記事を作っていけばいいか。
ずらした角度の記事を作るためのコツは以下の2つです。
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メインキーワードにビックキーワードを使う
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補助キーワードにニッチキーワードを使う
この記事ではメインキーワードと補助キーワードという言い方で解説していきます。
まず、メインキーワードとは、「ダイエット」「転職」「ファッション」「FX」といった、知りたいことの核となるキーワードの事です。
この部分は、人気のあるキーワード「ビックキーワード」を使います。
このメインキーワードが「元気野菜ジュース(←マイナーな商品名)」などのニッチキーワードにしてしまうと、ライバルはいないかもしれませんが、中々検索されにくいのでお勧めしません。
ずらした角度の記事を書くことのうま味は、ビックキーワードで大量に検索されてくる中の一部を、言わば「おこぼれ頂戴します!」の感覚でアクセスを呼び込むことが出来るところです。
なので、メインがニッチだと幅を広げていろんなパターンの記事を書くことが難しくなるし、おこぼれのメリットも期待できません。
補助キーワードは、さらに詳細に検索をかけたい場合に使うキーワードで、
例えば、「使い方」「○○する方法」「おすすめ」「評判」などのようなキーワードが当てはまります。
補助キーワードは1つだけじゃなく2つ、3つ繋げるとさらにずらした記事を書くことが出来ます。
メインキーワードと補助キーワードを合わせた状態でビックキーワードになっても、強豪だらけで勝ち目は薄いので、補助キーワードをニッチキーワードにすることで戦場をずらして戦う事が出来ます。
▼メインキーワードと補助キーワードの合わせ方の例です
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メイン:「ダイエット」(ビック) + 補助:「おすすめ」(ビック)
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メイン:「マイナーなダイエット商品」(ニッチ) + 補助:「最安値」(ビック)
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メイン:「マイナーなダイエット商品」(ニッチ) + 補助:「中性脂肪に効果がある」(ニッチ)
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メイン:「ダイエット」(ビック) + 補助:「中性脂肪に効果がある」(ニッチ)→ずらしキーワード
メインキーワードなのか、ニッチキーワードなのかをどこで判断すればいいのかわからない時は、検索をかけてみましょう。
検索結果上位に出てきたライバルたちのブログのほとんどが独自ドメインで記事数も多く作り込まれている場合はビックキーワードの組み合わせの可能性が高いです。
逆に、検索上位のほとんどが無料ブログや記事数の少ないブログばかりの場合は狙い目です。
検索にマッチした記事タイトルにする
検索サイトで、調べ物をする時のことを思い出してみましょう。
キーワードを入力して表示された検索結果の中から、マッチしてそうな記事を探しますよね?
その時、検索結果に出てくる記事のタイトルを見て判断していませんか?
ずらした角度の記事で少ないアクセス源を的確に確保していくには、予想した検索キーワードにマッチする記事タイトルをつけましょう。
例えば、「ダイエット 20代後半 おすすめ」という検索キーワードでヒットすることを予想している場合は、
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20代後半からのおすすめダイエット10選
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ダイエットを20代後半に始めるときの注意点とおすすめの方法
など、このキーワードで知りたいことを予想して、興味が出るような記事タイトルを付けましょう。
まとめ
意識しすぎると少し難しく感じますが、自分のブログジャンルのメインとなるキーワードに対して、詳しい補助キーワードを付けた記事をたくさん書いていけば、いろんな角度からアクセスを呼び込むことができるようになります。
一番大事なのは「検索したユーザーが知りたいであろう情報を記事で書いて悩みを解決してあげる事」です。